住宅は建物本体だけでは見栄えのしないものです。
門扉・アプローチ・フェンスなどの外構工事が完成して初めて、見栄えが良くなるものです。
敷地の入り口から玄関周りにかけては、住宅の顔としての役割を持ちます。
門扉・アプローチ・フェンスのデザインは、周辺の環境により左右されます。
田園地帯に建つ住宅と、交通量の激しい街中に建つ住宅では、そのあり方が異なります。
門扉は設置の必要性を含めた検討が必要です。アプローチは長ければよいものではなく、短く納めた方が良い場合もあります。
フェンスは種類や高さなど、周辺の街並みに合わせたデザインが求められます。
外構は住宅本体と別なものではありません。
住宅が洋風であれば、外構も洋風にした方が似合います。住宅が和風であれば、門扉のデザインも和風であることが求められます。
住まいを良く見せるためには、一見無駄に見える空間が効果的な場合もあります。
道路に面した花壇やエントランスの空きスペースは、無駄に見えながらも住まいに潤いを与えてくれます。